「わが社の看板商品」3社が受賞 包装食品技術協会「会員交流の集い」

包装食品技術協会(杉山仁朗会長・富士特殊紙業会長)は11月17日、「第26回会員交流の集い」を開催した。当日は「わが社の看板商品」表彰および受賞講演、基調講演、交流懇親会の三部構成。会員・関係者約40人が参加し交流を深めた。

冒頭あいさつで杉山会長は、食品業界を取り巻く環境について、原料や燃油などの値上がり、円安、気候変動、物流問題など激しい変化が見られると指摘。価格転嫁についても、「原料が上がったからお願いしますというような単純な営業では通用しない。マーケットの消費者心理をしっかり見ないといけない」とした。

「わが社の看板商品」表彰は、企業の発展と食文化の振興に寄与しているロングラン商品や基幹商品に贈られるもの。今回は、はごろもフーズの「シーチキン」、宇野醤油の「食品エマルジョン」、金トビ志賀の「金トビきぬあかり・商品」が栄誉に輝いた。表彰式後には、受賞3社が看板商品の開発経緯やエピソード、商品特徴などを解説。参加者も熱心に聞き入った。

第二部は、ミッション・マネジメント・オフィス代表の足立美都樹氏が「世代を超える対応力」のテーマで講演。学生ゴルフ、トップアマ、プロキャディなどのキャリアを経て、現在はプロゴルファーマネジメントや至学館大学非常勤講師を務める足立氏が、ゴルフで経験してきたことを事例に人生との向き合い方を語った。

交流懇親会では、あいち産業科学技術総合センター食品工業技術センター・山本晃司センター長が乾杯の発声。同センターが試験醸造した日本酒や、包装食品技術協会の組織強化活動の一つ「食品創造研究会」が開発した「ブルーベリービール」(分類は発泡酒)も振る舞われた。

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