7.2 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 12 / 29 月曜日
ログイン
English
流通・飲食三井食品 柴田幸介社長「他業種と付加価値創造」

三井食品 柴田幸介社長「他業種と付加価値創造」

三井食品の柴田幸介社長はこのほど、首都圏東物流センターが入居する「GLP ALFALINK流山」のグランドオープンイベントに出席し、「近年は食品に限らずあらゆる産業がコスト上昇に直面しており、今後は業界の垣根を越えた物流の協業が加速するのではないか。ALFALINK流山に入居している他企業さまとも連携して新しい付加価値を生んでいきたい」など話した。

日本GLPの帖佐義之社長とのトークセッションで語ったもの。首都圏東物流センターは今年8月に稼働。敷地面積約3万4千坪、延床面積約2万4千坪(地上4階)を誇り、17年に開設した首都圏西物流センター(神奈川県相模原市)とあわせ、首都圏エリアをカバーする基幹センターとなる。

「GLP ALFALINK流山」は全8棟(総延床面積約90万㎡)を有する国内最大級の物流拠点。運送、メーカー、小売など数多くの有力企業が入居し、足かけ9年で完成した。高速道路のICに近接し交通至便であることに加え、カフェレストラン、ワークスペース、コンビニ、託児所、ランニングや散歩のコースを備えるなど、地元住民にオープンな地域共生施設となっていることもポイントだ。

首都圏東物流センターについて、柴田社長は「最先端の機械設備による省人化などを推進。当社の大きな競争力につながってくる」と評価。稼働から約3か月経過したが、「現状の稼働率は約7割。年末の繁忙期を終えた来年1月頃から関東の物流施設を徐々に集約していく。フル稼働は来年5月頃を見込む」と述べた。

また、イベントでは三井食品、日本GLP、流山市の3者で「応急物資の供給及び応急物資等の一時保管等に関する協定」の締結式も行われた。首都圏東物流センターには約35万ケース分の食品などが保管されており、流山市で災害が発生した場合など市の要請で食品の提供が受けられるという。柴田社長、帖佐社長、流山市の井崎義治市長が協定に署名した。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。