ミニストップが今年も「ベトナムフェア」 商品通じた生産者支援もアピール

ミニストップは11月1日から、全国のミニストップ約1千834店でベトナム料理やスイーツ計9品を展開する「ベトナムフェア」を開催している。昨年に続き2回目。フェアを通して、現地生産者支援や同社SDGsの取り組み認知拡大にもつなげる考え。

目玉商品に位置付けるのが、ベトナム産「60DAYSチョコレート」を使用した「香るベトナムカカオチョコソフト」(税別290円)と「プレミアムショコラソフト」(370円)。

通常のチョコレートはカカオの収穫から加工まで半年~最大2年以上かかるところ「60DAYSチョコレート」は、名前の通り収穫後60日以内に加工することでフレッシュなカカオアロマを実現した。「60DAYSチョコレート」は、生産者を支援するピュラトス社(本社・ベルギー)独自のサステナプログラム「カカオ・トレース」認証のもと、生産者の収入・生活水準の向上サポートにつなげている。

さらに同社では、今年6月からソフトクリームで提供するスプーンを「食べるスプーン」に切り替えた。これにより年間約44tのプラスチック使用量、約120tの二酸化炭素(CO2)排出量削減を見込む。

コーヒーでもサステナブルの認知向上を図る。

同社はイオングループの一員として「持続可能なコーヒーの調達へ向けた取り組み」を推進。昨年11月にリニューアルした挽き立てコーヒー(ホット・アイス)は、グループが直接生産者や労働者を支援する「サステナブル・コーヒー・プロジェクト」で調達されたベトナム産G1アラビカ豆を51%使用している。華やかな香りとしっかりとしたコク、冷めても雑味が少ない切れのある味わいが特長だ。

岩田麻希本部長㊧(ミニストップ) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
岩田麻希本部長㊧(ミニストップ)

10月25日の発表会でSPAマーチャンダイジング本部の岩田麻希本部長は「イオングループ全体で共同調達している豆を使っていることを訴求していく。現状あまりベトナム生産やサステナブルをうたっていないが、今回のフェアをきっかけにSDGsの取り組みもしっかりと伝えられるよう継続的に取り組む」と述べた。

ベトナムフェアでは60DAYSチョコレートを使用したスイーツ3品ほか、「世界の屋台式!ベトナム風コムザン」「生春巻き(海老&蒸し鶏)」なども展開する。

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