日本ハムは、今冬ギフトの商品と戦略の発表会を10月5日に開催した。ハムギフトは「美ノ国」「本格派」の定番ブランドをブラッシュアップするとともに、23年中元売上で昨比120%以上の「シャウエッセンギフト」のさらなる強化を図る。一方で惣菜ギフトの強化を図り、「冷凍・常温商品シフト」(川江真人ギフト戦略室長)を加速させ、若年層など新規ユーザーも取り込む。冷凍品では新ブランド「美味監修」を導入。「まぼろしの味噌」シリーズも同昨比120%以上と好評で、冷凍、常温それぞれで新商品を投入し、その缶詰セットは環境配慮型化粧箱を採用し、各年代層から支持の高いサステナブルギフトの取り組みを継続する。
「美ノ国」は「産地にこだわる方が年々増えている」(同)ことから、「北海道産豚肉限定」をさらに強烈に訴求する。タレント大泉洋氏を活用するほか、取り組みでは、著名イタリアンシェフ神保佳永氏によるレシピ提案などで、調理による「美味しさの最大化」を提案する。
シャウエッセンギフトは、特に「ぐるぐる巻いたシャウエッセン」が人気で売上が好調。今回は新たなソース2種「たまりバターソース」「スパイシートマトソース」を添付し、パーティー需要などに提案していく。
冷凍新ブランド「美味監修」から、第一弾として国産原料肉とボリューム感にこだわった「ハンバーグセット」を発売する。味は王道のデミグラスと和風おろし各7個入りで14個(税別3千円)をセットにした。
人気の惣菜ギフト「まぼろしの味噌」シリーズは、精肉の味噌漬け(冷凍)や缶詰(常温)、惣菜をラインアップ。スーパーのギフトカタログで「(同商品を掲載する)ページ数が増えている」(同)人気シリーズで、「豚ロース味噌漬け」ギフトに、新商品「柚子味噌漬け」が加わった「まぼろしの味噌豚ロース味噌漬け&柚子味噌漬け」(70g×12枚、税別5千円)を新発売する。
一方で缶詰は、まぼろしの味噌を使用した「豚角煮缶」を新発売する。既存の「さば味噌煮」と3缶ずつアソートしたセット(税別4千円)を導入。さらに同シリーズの缶詰セットで環境配慮型化粧箱を採用。従来より紙使用量40%削減でき、ワンタッチで折りたためるので贈られた側も後処理がしやすい利点も選ばれる理由となっている。