イオンスタイル赤羽がリニューアルオープン 食品売場1.6倍に拡大 鉄板焼・贅沢惣菜の対面販売・店内焼きのピザなどを充実

7月28日にリニューアルオープンしたイオンスタイル赤羽(東京都北区)は、2020年まで営業した旧店(イオン赤羽北本通り店)から食品売場の面積が1・6倍に拡大された。地域特性に合わせて昼食・時短・本格惣菜など多様な食ニーズへの対応を図る。

敷地面積は9480㎡、館全体の売場面積は8070㎡。地上3階建てで1階が食品売場となっている。食品売場を含む館全体で旧店比2倍の売上を目指す。

同店の立地は、池袋・新宿など都心部へのアクセスが良いJR赤羽駅から徒歩15分ほどで、メイン商圏(1km圏内)には約5万5000人・3万世帯が暮らしている。メインターゲットは30~40代の子育てファミリーで、20~30代の単身層をサブターゲットとする。

店舗近隣では、ファミリーや単身者向けマンションの新築が複数計画されており、今後も若年ファミリーや単身会社員の移住増が見込まれる。イオンリテールによると、新たに3000人の赤羽移住が予想されるという。

鉄板焼きコーナーでは時間帯でメニューを変更する(イオンスタイル赤羽) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
鉄板焼きコーナーでは時間帯でメニューを変更する

シニア層の比率も高いエリアだが、「簡便」「小容量」「昼食」などの需要が単身層とも重なること、また、多数の従業員を抱える工場や事業所が店舗周辺にあるにも拘らず飲食店が少ないことから、昼食・惣菜・個食対応商品を強化。鉄板焼、贅沢惣菜の対面販売、店内焼きのピザなどを充実させた。

鉄板焼コーナーでは、午前中は「広島風お好み焼き」、午後からはチキンやレバーなどの肉類を味付けして焼き上げる「おつまみ鉄板焼」と、時間帯別のニーズを踏まえて提供メニューを調整。鉄板で焼き上げたふんわり柔らかな食感の「だし巻き卵」も品揃えする。

和洋中の惣菜を対面方式で提供する「リワードキッチン」では、希少部位トモサンカクを使用した「おつまみローストビーフ」やアメリケーヌソースを使用した「海老と温野菜のグリルサラダ」など、約30種類を展開。デパ地下よりもお手軽に、ちょっと贅沢な惣菜を提供する。

店内発酵の生地を短時間で窯焼きしたピザを展開 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
店内発酵の生地を短時間で窯焼きしたピザを展開

ピザコーナー「ピッツァソリデラ」では、店内で発酵させた生地を1枚ずつ伸ばし、焼窯で高温短時間焼成。小麦の風味にこだわった、もちもち食感のピザを提供する。Sサイズのピザにフライドポテトとチキンナゲットが一つになった「ピッツァBOX」を品目に加えた。

イオンスタイル赤羽には「ドムドムバーガー」の店舗が復活し、開店初日にはファンたちが長蛇の列を作ったが、イオンスタイルの食品売場でもハンバーガーに注力。

全粒粉入で小麦が香るもちもち食感のバンズで牛豚合い挽き肉のハンバーグを挟み、食べごたえ抜群の「肉の旨味あふれるチーズバーガー」を並べる。

「肉の旨味あふれるチーズバーガー」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「肉の旨味あふれるチーズバーガー」

インストアベーカリーの「カンテボーレ」では、バター入りマーガリンを使用したデニッシュ生地につぶあんを包んで焼き上げたイオンスタイル赤羽専売商品「まかないあんぱん」を販売。

つぶあんにホイップクリーム、カスタードクリーム、クリームチーズを合わせた商品も取り揃え、イートインスペース40席を併設している。

おつまみメニューも拡充した。魚売場では「ネバとろお刺身」や「なめろう」「ポキ」を品揃え。畜産では砂肝・せせり・ヤゲン軟骨が一つになった「若どりとり焼き用盛り合わせ」や、ホルモン、タレ焼きレバーなどを品揃えする。

旧店時代から人気の「トップバリュ お肉やさんのコロッケ」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
旧店時代から人気の「トップバリュ お肉やさんのコロッケ」

旧店で支持されていた「トップバリュ お肉屋さんコロッケ」をはじめ、コロッケやとんかつなども充実させ、近隣ユーザーのニーズに応える。

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