トレンド予測、当たるも八卦、当たらぬも八卦

秋冬向けの大手卸の展示会が終了し、食品メーカーはコロナ明けの新製品や期待商品を展示しアピールしている。

▼卸各社がパネルで示した今年の消費トレンド予測は、各社の特徴や個性が表れておもしろい。おそらく検索キーワードなどを基に引き出した予測だが、その後をみれば、あの時に示されたキーワードが最重要トレンドになっているケースもある。

▼数年前に予測された「エシカル消費」や「SDGs」「ダイバーシティ」「プラントベースフード」、コロナ禍の「免疫力」。消費ターゲットを示した「アクティブシニア」に対し、個性を尊重する「Z世代」などは今や需要の根幹をなすキーワード。「コスパ」から派生した「タイパ」は時間の有効活用を示したワードで、空間を有効に使う「スぺパ」とともにかなり一般的になったが、終業後の時間を使う「ナレパ」は、まだあまり知られていない。

▼これらは商品開発やマーケティングの時代背景としてよく使われるワードで、消費トレンドを的確に捉えた言葉が多い。命名者の顔は出ないが、年末恒例の流行語大賞に選ばれることがある。

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