おいしく食べて梅雨を乗り切る

西日本各地で梅雨入りし、東日本もこれから梅雨の時期に入る。その後は暑い夏が来る。気象庁の3か月予報によると、今年の6~8月は全般に高温となる見通し。蒸し暑い梅雨、そして暑い夏は熱中症と食中毒に気を付けたい。

▼熱中症の予防には飲料や食品を上手に活用したい。運動や外で体力を使う仕事の際は、スポーツドリンクや塩飴で適度な塩分と水分の補給を。室内ではみそ汁を飲むのもよい。野菜や海藻を具にすればカリウムが余分な塩分を排出してくれる。即席みそ汁なら作る手間もいらない。

▼高齢者には水分が含まれている果物や野菜がオススメ。「生野菜は食べづらい」という人は漬物にして常備しておくとよい。ビニール袋に胡瓜やトマトを入れて、塩麹で揉んで冷蔵庫へ入れておけば、食べたい時に食べられて便利。

▼食中毒は例年、夏場にかけて増加する傾向にある。アウトドアシーズン、バーベキューで肉を焼く際、生肉を焼く時にはトング、焼けた肉を取り上げる時は箸という具合に道具を使い分けたい。おいしく楽しい食事で梅雨と真夏を乗り越えよう。