アイリッシュ グラスフェッドビーフ 持続可能な生産へ国を挙げた取り組み 急拡大する対日輸出 加速目指し戦略強化【PR】

ヨーロッパの北西端、イギリスの隣に位置する島国・アイルランド。500万人の人口に対し2500万人分に相当する飲食料品を生産し、世界180か国以上に提供する農業大国だ。

同国独自の革新的なサステナビリティプログラム「オリジングリーン」では、食品・飲料の生産者たちを食の持続性の面からサポート。関連する企業の大半が参加する同プログラムは、その基準と価値の向上でこの10年間にわたり飛躍的な進化を続け、農場から食卓まで独立した検証を行う国家的枠組みとして世界市場で際立った優位性を発揮する。この間に輸出額が飛躍的成長をとげた食品・飲料の長期的な供給保証にも、大きな役割を担っている。

2022年のアイルランドの食肉輸出額は約5,600億円。このうち3,500億円を占める牛肉は、対日輸出量でポーランドと英国に次ぐ欧州第3位。アイルランド産牛肉全体の2022年の対日輸出量は前年比15%減となった一方、輸出額では9%増。なかでも冷蔵牛肉(プレミアム)は、量・額とも大幅伸長している。

恵まれた自然環境のもと、ビタミン・ミネラルが豊富な牧草で育つアイリッシュ グラスフェッドビーフ。柔らかで旨みとコクのある赤身肉は、ミシュランの星付きシェフからも高く評価される。国をあげて永続的な畜産を目指し、サステナビリティや動物福祉への配慮も世界一厳しいとされるEU基準に基づいている。食べ物の生産背景に関心が高まるなかで今、注目されている牛肉だ。

アイルランドの農場は99%が家族経営。抗生物質・ホルモン剤不使用など安全性への配慮はもとより、牛たちは年間220日以上をのびのびとした放牧環境で大切に育てられている。国土8割を占める牧草地では、草地を区画に分けて、区画ごとに牛を移動させていく放牧法「パドックシステム」採用。牛の立ち入りを防いで牧草が生長できる期間を確保することで、通年を通して安定した牧草を餌として提供できるのが特徴だ。農家や工場では効率的な生産を目指し、常に最新技術への設備投資を継続する。国内の農家、加工業者、輸出業者の密な連携のもと、日本市場の市場特性や需要に合わせた商品開発や商品輸送に関して、柔軟に対応できるのも強みになっている。

アイリッシュ グラスフェッドビーフは、対日輸出の一層の拡大に向けた戦略を加速。アイルランド政府食糧庁(ボード・ビア)ジャパンマネージャーのジョー・ムーア氏が説明する。

「冷蔵牛肉(プレミアム)の輸出量、輸出額ともに骨なし、骨付きともに大きく伸長していることから、日本市場での需要が高く、これまで行ってきた国内最大級の料理人情報を掲載しているメディアサイト“ヒトサラ”と『アイリッシュ グラスフェッドビーフ・レストランフェア』の2年連続開催や伊勢丹新宿店でのアイリッシュ グラスフェッドビーフフェアの開催など、プレミアムビーフのプロモーションが好評であり、さらなる拡大が期待できる。われわれは今後ますます日本市場に注力。日本市場にマッチした製品の供給をさらに増やしていきたいと考えている。既存の日本のパートナー企業の皆さまのサポートに加え、新たなパートナーを開拓するためのプロモーション活動も精力的に続けていく予定だ」。

2022年は非常に厳しい年であったにもかかわらず、アイルランドの食品・飲料輸出は167億ユーロと過去最高を記録。前年比30億ユーロの増加となり、コロナ禍以前に比べても30%近い増加だ。輸出量の伸びに加え、諸コストの高騰を背景とした単価上昇も寄与している。

アイルランド農業・食糧・海洋省のチャーリー・マッコナローグ大臣は、昨年8月31日に貿易使節団を率いて来日した際に、本国向けの配信で次のようにコメントしている。

「食肉の市場参入に関しては、東京のアイルランド大使館に農業担当官を置くなど、ここ数年、日本当局と綿密に連絡を取り合ってきた。この努力が実を結び、豚肉の日本への市場参入が実現。2021年にはひき肉やハンバーガーが加わって牛肉の市場参入がさらに強化され、2019年には羊肉の市場参入も実現している。日本は食品の輸入に高い基準を設けており、この厳しい要件を満たすということは、食肉輸出の認証機関である私の省庁が実施している動物の健康、福祉、食品安全管理システムが公に承認されることになる。 アイルランドの食品会社は、アイルランド政府食糧庁の支援と指導を受けながら、この新しい市場機会をさらに活用することができる。日本とアイルランドは多くの文化的なつながりがあり、特に農業に従事する方々に対する深い尊敬の念や、高品質な食に対する愛があります。アイルランドとアイルランドが世界に誇る食品・飲料部門は、これから先も安全で持続可能な食品輸出を日本に提供する国として適している」。

政府による強力なサポートのもと持続的な供給が保証されたアイルランドの食品・飲料は、日本の食品市場において大きなポテンシャルを秘める。なかでも高い品質基準に裏打ちされ世界的な高評価を獲得するアイリッシュ グラスフェッドビーフは、関係者にとって今後ますます目が離せない存在となるに違いない。

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