GW予算は1.7倍予測 外食・旅行などプラス インテージ調べ

マーケティングリサーチ会社のインテージは、「ゴールデンウイーク(GW)」に関する意識調査の結果を公表し、GW期間中にかける予算は前年比1.7倍、平均2万7千870円となった。推定人口から試算した市場規模は2兆7千114億円と予測。コロナ禍からの規制緩和を背景に、「ショッピング」「外食」「旅行」などを楽しみたい意向が上昇した。

調査は3月31日から4月3日に全国15‐79歳の男女2千768人を対象に実施。GWの過ごし方を聞いたところ、過去2年同様に「自宅」が35%(21年38%)ともっとも多いが、「ショッピング」は23.5%(同20%)、「外食」は19%(同18%)、「国内旅行」は14%(同12月)とそれぞれ増えた。「海外旅行」は回復途上にあるが、前年比は倍増で構成比1%となった。なお、「国内旅行」の宿泊日数は「1~2泊」が65%と多数で、「3~4泊」は26%、「5泊以上」は3%だった。

同社の生活者研究センターの田中宏昌センター長は「コロナ禍の規制緩和でGWは昨年までと様相が変わりそう。物価高が家計のやり繰りに影響を与えているが、4月という新しい季節を迎え、『今年のGWはお出かけもアクティブに』という動きが活発になりそうだ」としている。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)