コカ・コーラボトラーズジャパンとファミリーマートはこのほど、SDGsの分野で連携・協業する方針を示した。
地域密着型のコンビニと飲料メーカーという業界の垣根を越えた協業で、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していく。2月22日、コラボ企画第1弾として、足立区立中川小学校で出前授業を行った。
ファミリーマート執行役員管理本部サステナビリティ推進部長の岩崎浩氏は協業の背景について「商品やキャンペーンも大切だが、より多くの会社が一緒になって取り組むことが重要。商品を超えたコーポレーションは、複数で行う方がパワーを発揮できる」とし、“力を合わせる”ことの重要性を強調した。
コカ・コーラボトラーズジャパン経営戦略本部サステナブルストラテジー部サステナブルストラテジー部長の渡邉真琴氏は「これまで個社でしかやってこなかったことを色々な知恵を借りることで、より良いプログラムにできることを今日の授業でも目の当たりにした」とし、さらなる拡大に意欲をのぞかせた。
今後はLGBTQ⁺といったジェンダーなど幅広いSDGsの項目での協業も予定。両社の資産・知見を連携させた取り組みを継続的に実施していく方針。
出前授業では両社の社員が講師役を務め、4年生52人にSDGsやごみ・水問題、食品ロス削減に向けた取り組みを伝えた。
校外での「コカ・コーラボトラーズジャパン足立セールスセンター」の見学会も実施され、参加生徒は、処理過程を視察した後、リサイクルの大切さを伝えるポスターを作成した。
ポスターはファミリーマート店頭やコカ・コーラボトラーズジャパンの自販機に掲示される。
授業後、「私たちが子どもだった時よりも、SDGsに対してとても興味関心を持っていることに心を打たれた」(渡邉氏)、「子どもたちは環境問題への関心が非常に高い。しっかりと取り組んでいかないといけない」(岩崎氏)とそれぞれ振り返った。