都内スーパーで佐賀海苔フェア “第三の消費”開拓へ

佐賀県は「海苔の日」である2月6日から12日まで、クイーンズ伊勢丹白金高輪店(東京都港区)で「佐賀海苔フェア」を開催した。商品販売とあわせて、県が制作し1月にYouTubeで公開した動画「総力特集!!佐賀海苔の魅力に迫る!」を放映。海苔には腸内環境を整える水溶性食物繊維が豊富に含まれ、健康と美容に良いとする内容で、県流通・貿易課の柴原賢介係長は「一般家庭用とコンビニのおにぎりに続く「第三の消費」として、健康志向の消費者に佐賀海苔の魅力を訴求したい」と狙いを述べた。

フェアスペースには、グリッシーニに海苔を練り込んだ「ノリッシーニ」(税別350円、ツースリービル合同会社)や海苔を溶け込ませた「佐賀海苔とろとろしょうゆ」(150㎖・税別361円・丸秀醤油)、5cm角の一口サイズに仕上げた「カク海苔」(16切24枚、焼・塩・味各税別220円、不知火海苔)など、佐賀県の企業が手掛けたバラエティに富む商品を陳列。

「佐賀海苔 有明海一番」(焼のり全形5枚×3袋税別5千円、焼のり8切×18袋税別5千円)や「新撰佐賀のり焼」(焼のり全形10枚×5袋税別3千円)などの高級焼海苔も出品された。

柴原氏は今漁期の不作を心配しつつ「健康志向の高い方に響いた。この方向でニーズを掘り下げられそうだ」と手応えを話した。