ファミリーマートは「ファミマのいちご狩り」と称して「あまおういちご」など旬のいちごを使用したスイーツ・パン・ドリンク・アイス・菓子などオリジナル商品全18種類を10日から23日までの期間限定で販売する。
これにより買い合わせ効果を見込む。同社はカテゴリを横断して季節商品を集めた「季節を楽しむ商品フェア」に注力している。
昨年9月に期間限定で実施した「2022年ファミマのお芋掘り」では、前年同期比150%の売上げを記録し買い合わせ点数もアップした。
![マーケティング本部メディアプロモーション改革推進部プロモーショングループの大谷萌氏右と商品本部FFスイーツ部スイーツグループスイーツ担当の高橋香織氏 マーケティング本部メディア&プロモーション改革推進部プロモーショングループの大谷萌氏(右)と商品本部FF・スイーツ部スイーツグループスイーツ担当の高橋香織氏 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)](https://shokuhin.net/wp-content/uploads/2023/01/10af984a927fad2a0c491bc8d37bf469-300x239.jpg)
この買い合わせ点数のアップについて、5日発表したマーケティング本部メディア&プロモーション改革推進部プロモーショングループの大谷萌氏は「たとえばお芋のスイーツを2品発売した場合、2品ともその場で買っていただける。焼き菓子についても普段は1品買いされるものが、フェアでカテゴリ訴求することによって、食べ比べなどで楽しまれて、買い合わせ点数が増えるといった効果がみえている」と振り返る。
「ファミマのいちご狩り」についても同様の効果を期待する。「焼き菓子は全て『あまおういちご』を使用していることから、まとめ買いして写真におさめたり食べ比べしていただけるようなラインアップになっている」と語る。
![新商品のいちごのビスチョコデニッシュ税込138円写真左下と甘酸っぱいいちご味さくさくぱんだ税込128円写真左上 新商品の「いちごのビスチョコデニッシュ」(税込138円・写真左下)と「甘酸っぱいいちご味さくさくぱんだ」(税込128円・写真左上) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)](https://shokuhin.net/wp-content/uploads/2023/01/a1d2f975d0b77ec9c6f8bf8c98e32dd7-300x257.jpg)
各社から様々ないちご商品が出される中、「商品点数で一番多く用意しているのはファミリーマートだと思っている」と胸を張る18種類のラインアップを強みにしていく。
「過去2年のいちごフェアで人気だった商品をしっかり押さえつつ、今年は5つの新商品を用意した」という。
新商品5品は以下の通り。
――「いちごのビスチョコデニッシュ」(パン)
――「甘酸っぱいいちご味さくさくぱんだ」(菓子)
――「驚きのくちどけまるでバターチョコいちご味」(菓子)
――「あまおうミルクティー」(ドリンク)
――「あいすまんじゅうあまおう苺大福」(アイス)
![いちごのクレープ税込313円 「いちごのクレープ」(税込313円) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)](https://shokuhin.net/wp-content/uploads/2023/01/eb9d00280d85b45f58e590a259f85bdd-285x300.jpg)
過去のいちごフェアでの人気を受けた商品としては「ふわふわケーキオムレットいちご」と「いちごのクレープ」のスイーツ2品が挙げられる。
このうち「ふわふわケーキオムレットいちご」は、“今だけ”“限定感”のある定番商品のフレーバー変更商品となる。
「ふわふわケーキオムレット」シリーズの販売動向について、商品本部FF・スイーツ部スイーツグループスイーツ担当の高橋香織氏は「21年11月に発売開始して22年12月末までの累計で1490万食を突破している人気商品」と説明する。
「いちごのクレープ」については「花束型のクレープで、いちごのムース・ダイスとホイップクリームなどをもちもち食感のクレープで包み、フレッシュいちごをのせたクレープ」と述べる。
なお22年デザート全体の売上は前年並みとなった。
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