今年は激動の年だった。2月にロシアがウクライナへ侵攻。3月に「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞。4月に円が1㌦130円台前半まで急落し、10月には一時150円に達した。11、12月に行われたサッカーW杯での日本代表の奮戦は日本を勇気づけた。
▼食品業界ではコストアップと円安急進がメーカーに直撃し、価格改定や規格変更の作業に追われた。値上げは後ろ向きでもネガティブでもない。品質維持や安定供給を図る上で大切な取り組みであり、関わったすべての人に「お疲れ様」と言いたい。
▼新型コロナは3年目に入り、行動制限ムードが薄れ、観光、外食、イベントは復活の兆しが見られた。食品も業務用が回復しつつある。来年はこの流れがさらに加速するかもしれない。インバウンドの完全復活も期待される。
▼今年は「Yakult1000」が大ヒットし、某誌のヒット商品ランキングで1位に輝いた。「完全メシ」「翠ジンソーダ缶」もヒット。来年もきっと食品からヒット商品が生まれるだろう。前向きに頑張りたい。