年末年始商戦に突入のイオン 二極化対応で食卓彩る

イオンリテールは26日、年末年始のセール「2023年新春祝市」を、イオン・イオンスタイルなど360店舗でスタートした。今年は「消費の二極化」への対応を掲げ、贅沢ニーズと節約ニーズ、双方に応える商品を取り揃えた。

同社の企画担当者は、「9月からの円安もあり、節約志向が以前より鮮明になった。一方、コロナ禍3年目で貯蓄が増え、お金を使うとなった時、とびきり贅沢なものをお求めになる方も増えている。それらの傾向は、当社でも市場全体でも明らか」と話した。

キャリーケースなど行動制限の解除によって売上が好調なトラベル関連商品は前年比1・3倍に拡大しつつ、セール全体の企画数は同規模を維持。売上は5%増を目標とした。

食の贅沢ニーズには、1kg税抜5千980円の「国産黒毛和牛」や、「たらばがに」「超鮪」などの高級食材で応える。

また、コスパ重視で楽しむ節約企画には、「イベリコ豚」や7種入税抜1千980円の「お刺身盛合せ」などを用意した。さらに、「果実・野菜の詰め放題」も元日に行う。セールの展開は1月4日まで。