UCC上島珈琲が9月1日に発売開始したレギュラーコーヒーの新ブランド「GOLD SPECIAL PREMIUM」が好スタートを切った。
同ブランドは、おうち時間の質向上やプチ贅沢ニーズの高まりを背景に、プレミアム商品を買い回っている浮遊層やプレミアムコーヒーエントリー層を獲得すべく開発されたもので、発売開始後、プレミアムコーヒー市場の開拓にも手応えを得る。
8日開催された「COFFEE CREATION BLEND EXPERIENCE」オープニングイベントで取材に応じた三橋真紀マーケティング本部嗜好品マーケティング部嗜好品ブランドカレントチームチームマネージャーは「滑り出しは非常によく、コク・苦み・酸味では語りきれない切り口のコーヒーということで興味を持っていただいている。SNSをみると、どれか1つを試された方が他の味覚も試してみたいとうことでリピートやまとめ買いが起こっている」と語る。
味わいとしては「フローラルダンス」「フルーティウェーブ」「ナッツビート」「チョコレートムード」の4種を取り揃える。
これらはフレーバーをつけたのではなく、UCC独自のブレンド技術とコーヒー豆の個性を活かした焙煎技術によるもの。コーヒーが本来持つフローラル、フルーティ、ナッツ、チョコレートといった風味が引き出されている。
飲んだときの心躍る感じやワクワク感を表現した商品名でも新たな気づきがあったという。
「“コーヒーの酸味が好みではない”という方が、酸味を果物や花といった表現に変えたことで興味を持って飲んでいただくことがあった」と振り返る。
ラインアップは4種とも150g粉商品とワンドリップ(ドリップコーヒー)5Pを取り揃える。
これに加えて「フルーティウェーブ」と「ナッツビート」では150g豆商品も品揃えする。
アイテム別動向としては「豆商品が絶好調に推移していることに注目している。恐らくコーヒーに対する関与度の高いお客様が今までにない切り口のコーヒーというところに興味を持たれて買われていると推測している」との見方を示す。
今後について、伊藤佳世マーケティング本部嗜好品マーケティング部部長は「継続してコーヒーの力を解き放つということで、あらゆる可能性に対してどんどんチャレンジしていく。『GOLD SPECIAL PREMIUM』で新しいコーヒーの発見をしていただくべく、新しい価値伝達していきたい」と意欲をのぞかせる。
9-11日、東京(二子玉川ライズ ガレリア)で開催したイベントも新しい価値伝達の一環。
会場では、「UCC GOLD SPECIAL PREMIUM」も無料で飲み比べでき、4種類の味わいのうち、自分の好みに合うと診断されたものと、その対極に近いものの2種類が無償提供され新たな気づきが得られるように工夫されている。