セロリ×パセリで「セロパセ」 料理に香りと味のアクセント 村上農園

村上農園はこのほど、飲食店向けに「マイクロハーブ」シリーズからセロリとパセリを合わせたようなテイストの「セロパセ」を発売した。業務用ルートや同社オンラインショップで展開している。価格は442円(オンラインショップ価格)。

「セロパセ」はセリ科の幼葉。古くから欧州で栽培され、フランスではセルフィーユやフェンネルなどと並んで人気のある種類のハーブ。セロリのような力強い味と香り、イタリアンパセリのような葉の形を併せ持つことから同社では「セロパセ」と名付けた。

「マイクロハーブ」は、個性的な風味や色、形が特徴の発芽後2~3週間の小さなハーブ類。親野菜に負けない香りや味があるため、料理に添えることで見た目を華やかにするだけでなく、味わいのアクセントも存在感を放つ。同社では18年から販売を開始しており、「セロパセ」は22品目となる。季節や天候に関係なく栽培ができる植物工場の利点を生かし、通年で安定供給できるマイクロハーブとして開発した。

シリーズでは、花椒のような辛味を持つ「四川花椒菜(シセンホァジョーナ)」や、はちみつのような甘さが特徴の「ハニーステビア」、葉先に小石をまとったような「ロックチャイブ」など珍しいラインアップを揃えている。

料理人の間で徐々に人気が高まり、8月の売上は18年の同月比で約6.5倍に伸びた。

EU農産品  - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)