ビタミンC増量した「マッチ ビタミンアップル」が好発進 高校生の活動量増加に伴い「マッチ」全体は2ケタ増

 大塚食品のビタミン炭酸飲料「マッチ」が息を吹き返している。1-10月累計で販売数量・販売金額ともに2ケタ増を記録した。

 10月3日に新発売した「マッチ ビタミンアップル」の好発進やメインターゲットである高校生がコロナ禍で抑制されていた部活動を行うなど高校生の活動量増加が好調要因。

 「マッチ ビタミンアップル」については「アップルというポピュラーなフレーバーであることや、通常の『マッチ』500mlPETに比べてビタミンCが 2倍であるという機能面も販売好調につながったと考えられる」(大塚食品)との見方を示す。

 そのほか派生品としては、大人層に向けて春夏発売した「マッチ マスカット」や3月に新発売したゼリー飲料の「マッチゼリー パインミックス」もブランドの成長を後押しした。

 “1本で1日分のビタミン”の訴求も奏功したとみられる。

 「もともとビタミン炭酸として『マッチ』は認知されてきましたが、コロナ禍で健康志向が幅広い年代で広がってきていたところに、このわかりやすい訴求を追加したことでお客様の健康志向な需要にフィットできたと考えている」と説明する。