ローソンストア100は16日、おかずが1つだけの「だけ弁当」シリーズ第6弾として、おかずは玉子焼きだけの「玉子焼弁当」を発売した。
ポイントはエリアで玉子焼きの味付けを変えた点にある。
その背景について、発案者の林弘昭次世代事業本部・統括マネジャーは「ローソンストア100は関東・中部・関西に展開しているため味付けをどちらに合わせるかが社内でも議論となった」と語る。
議論の結果、ベースの玉子焼きは「だし巻き」とし、関東では「甘め」の味付けに、中部・関西では「ほんのり甘め」に仕立てた。
「関東では江戸前ずしの文化から酢飯に合う甘い玉子焼きが好まれる一方、関西では京料理の文化から出汁が重視されるため出汁巻きが好まれ“玉子焼き=甘くない”印象が強い」との見方を示す。
「玉子焼弁当」には「のり磯辺揚弁当」の際に好評だった「だし醤油」を別添。「はじめはそのまま食べてもおいしいだし巻き玉子本来の味わいを楽しんでいただき、後半はだし醤油をかけて味の調節を!」と訴求する。
「だけ弁当」シリーズは、あえて1種類におかずを絞り1個200円(税込216円)で販売しているお弁当シリーズ。
第6弾も「麺類や惣菜、サラダなど色々な食材と自由に組み合わせてもワンコインでおさまるようにという想いから価格は200円(税込216円)」とした。