味の素冷凍食品 家庭用・業務用製品を値上げ 「ギョーザ」8年ぶり価格改定

味の素冷凍食品は、家庭用製品51品を23年2月1日納品分から、業務用製品390品種を同3月1日納品分から価格改定する。対象は23年春に終売およびリニューアル予定を除く大部分の製品となる。

家庭用冷凍食品は、「ギョーザ」「生姜好きのためのギョーザ」「ザ★®シュウマイ」「やわらか若鶏から揚げ ボリュームパック」などの出荷価格を約6~16%引き上げる。大半の製品は22年8月に続く対応となるが、主力品「ギョーザ」の価格改定は8年ぶり(前回15年2月)。業務用製品の値上げ幅は約4~25%。なお一部改定率の範囲が異なる。

同社は「昨今の原材料費、エネルギー費、包材費、物流費等の上昇に加え、為替変動の影響も重なりコストアップの状況が継続。生産改善や原料見直しなどの企業努力では現行価格を維持することが困難」と判断し、ほぼ全面的に出荷価格を引き上げる。