「日東紅茶」からオーガニックのアールグレイティー 有機JAS認証が特徴 ダージリンの3倍とされる市場規模に着目

 三井農林は「日東紅茶オーガニック紅茶 アールグレイ」(20袋入)を8月29日に新発売した。

 同商品は、有機JAS規格に基づいて育てられた茶葉に柑橘類ベルガモットの華やかな香りが広がるオーガニックのアールグレイティー。

 紅茶ティーバッグを含めたオーガニック食品市場の順調な拡大と紅茶フレーバーとして断トツの地位を確立しているアールグレイに着目して開発された。

 発表した作田祥司企画本部商品企画・マーケティング部商品企画室室長は「オーガニックとアールグレイの組み合わせは市場にはなく、潜在ニーズがあると考えている。一番のポイントは有機JAS認証であることで、今回、オーガニックユーザーを広げていくためにアールグレイを投入した。オーガニック紅茶市場を活性化させていきたい」と意欲をのぞかせる。

三井農林の作田祥司企画本部商品企画・マーケティング部商品企画室室長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
三井農林の作田祥司企画本部商品企画・マーケティング部商品企画室室長

 オーガニック紅茶について、作田室長は外部データを引き「無農薬栽培の紅茶を含めて19年以降、順調に拡大し、現在の市場規模は約3.3億円。オーガニック加工食品全体も伸びており、紅茶もその流れに乗っている」と指摘する。

 一方、現在、紅茶フレーバーの中で最大の約12%のシェアを握るとされるアールグレイについては「2002年のときはアールグレイよりもダージリンの構成比が高かったが、22年になるとアールグレイ市場はダージリン市場の約3倍に拡大。当社調査によると、アールグレイは幅広い層に支持され、非常にポジティブに受け入れられているのが特徴」と説明する。

 なお「日東紅茶」ではオーガニックティーバッグの既存品として「オーガニック紅茶オリジナルブレンド」(20袋入)「オーガニック紅茶ダージリン」(同)「オーガニック ルイボスティー」(同)をラインアップしている。