キリンビバレッジと伊藤園は10月27日、11月1日から自販機修理業務の協業を開始すると発表した。
非競争分野での両社初となる協業で「今後も非競争分野における協業領域の拡大の可能性を検討し持続可能な社会への貢献を目指すとともに清涼飲料業界の発展に取り組む」とのコメントが両社から出された。
今回の自販機修理業務の協業では、キリンビバレッジの子会社で自販機のメンテナンス業務を担うキリンメンテナンス・サービスが伊藤園の自販機修理の窓口と修理業務を一元的に担う。
現在、伊藤園が管理する自販機の修理については伊藤園の子会社であるグリーンバリューが窓口となり複数の外部メンテナンス会社に委託している。
一元化により、キリンメンテナンス・サービスは、自販機メンテナンス業務が拡大し、1 日当たりの作業効率のさらなる向上を見込む。
一方、伊藤園は、自販機修理で安定した高いメンテナンス技術・品質を受けることができ、営業担当者の修理業務に関わる時間が短縮され営業に専念することができる。
なお、キリンメンテナンス・サービスは18年からアサヒ飲料の子会社で自販機事業を担うアサヒ飲料販売が管轄する自販機の修理業務を一部のエリアで受託している。