フジッコは15日、兵庫県丹波篠山市で食育体験イベントを開催。8組16人の親子連れが参加し、畑で黒さや(枝豆)を収穫した。
晴天の下、集まった参加者は豆類卸小売の小田垣商店・田村隆弘氏に、丹波篠山の自然や産物、黒豆について話を聞いた。田村氏によると「今年は台風の被害もなく、例年よりも実がよくふくらんだ」という。大きく育った枝豆を親子で協力し収穫。子どもたちは丹波篠山産の特徴である粒の大きさに驚いていた。
続いて、小田垣商店を訪れ豆の選別場を見学。小田垣昇社長の「徳川慶喜が毎日黒豆を食べ、徳川15人の将軍の中で最も長生きした」というエピソードを聞いたり、クイズや紙芝居を通し豆について学んだりした。
12月には神戸市のフジッコ本社で「穫れたて新豆を味わう会」を開く。同社では「体験を通し素材への興味や生産者への感謝の気持ちを養ってもらいたい」としている。