国連WFP協会がエッセイコンテスト表彰式 約4万6千人に給食支援

国連WFP協会(安藤宏基会長)は、このほど「WFPチャリティーエッセイコンテスト2022」の表彰式を都内のホテルで開催した。応募1作品につき途上国の給食2日分に当たる60円を寄付するもので、今年は過去最多の応募総数2万3千90通に対し合計138万5千400円、約4万6千180人の子どもに栄養価の高い給食を支援する。

寄付は日清食品ホールディングス、三菱商事が協力。コンテストの審査委員長は湯川れい子さん(後列左から4人目)が務め、特別審査員の竹下景子さん(同5人目)、ふなっしー(同8人目)、おいでやすこが(同6~7人目)らも登壇した。

今年のテーマは「わけあおう!わたしの幸せごはん」。食事を通じて家族や友人らを想い合うことの大切さが感じられる作品が多数集まった。最優秀賞のWFP賞には鈴木洋子さん(北海道)の「ももちゃんのお煎餅」を選出。当時3歳だった娘との思い出を綴った内容で、会場では竹下さんによる朗読が行われた。

小学生部門賞は風間史帆さん(神奈川・カリタス小学校5年)の「半分この味」、中学生・高校生部門賞は安田悠心さん(山口・敬愛中学校1年)の「幸せのスパイス」、18歳以上部門賞は後藤里奈さん(東京)の「世界に一つの愛情弁当」などの各賞が選ばれた。

表彰式で湯川さんは「今回は家族や友だち、社会とどう分け合うかなど、手元の視点の作品が多かったが、それが大切なことだと思った」などと講評した。また、おいでやすこがが審査員特別賞のプレゼンターで登壇。こがけんさんは作品の素晴らしさを語りつつ、「(受賞者がアメリカ在住で欠席のため)賞状・記念品を贈る相手が代理人のお父さまなので気分が盛り上がらない」とコメントし笑いを誘った。おいでやす小田さんは、作品の感想を丁寧に語るふなっしーに「真面目か」と鋭く突っ込み、会場を沸かせた。