エスエスケイフーズ(静岡市、中村悟社長)は9月22日、今年4月に稼働した藤枝市の新工場で地元小学生の工場見学の受け入れをスタートした。
同社では、日本で初めてチューブ容器で販売したマヨネーズをはじめ、片手でも簡単に開閉できるポンカチキャップを採用した「SSKドレッシング」シリーズ、大容量で家族みんなでたっぷりと使用できる「プラスサラダドレッシング」シリーズなどを展開。ドレッシングは主に静岡工場で生産してきたが、定番商品を中心に家庭用ドレッシングの需要が拡大しており増産のため新工場を計画。人気のドレッシングなど、多品種の少量生産から大量生産まで高効率と安定した高品質で行っている。
また、「おいしさの先に健やかな未来を共につくる」を志として、地元・静岡への貢献などを掲げており、工場内には見学通路を設け、受け入れ態勢を整えていた。
初めてとなるこの日の見学では、藤枝市立朝比奈第一小学校の3年生7人が参加。ドレッシングの製造工程について工場を巡りながら説明を受けた。
ショールームでは、衛生管理などをクイズ形式で学んだほか、「レシピ占い」では3つの質問から導き出したオリジナルレシピを紹介した。また、体験ルームでは、実際に工場で使用している作業着や帽子、靴に触れながら、髪の毛やゴミが落ちない工夫やつま先に鉄板が入れられた靴でケガを防いでいるなど安全衛生管理について学んだ。最後には同社のドレッシングなどをプレゼントした。
中村社長は「見学の実施は初めての取り組みだが、小学生のみんなに笑顔で興味を持ってもらえてよかった。工場見学を通して食育の推進とともに、製品の安心安全を知ってもらい、ファンを増やしていきたい」と話している。
同社では今期、藤枝市の小学校3年生を中心に社会見学の受け入れを実施していき、今後は受け入れる学校を拡大していきたい考え。