スターゼン子会社のローマイヤでは、肉惣菜を販売する直営の松屋銀座店(東京都中央区)を1日からリニューアルオープンした。
松屋銀座の地下1階に出店して48年。近づく50周年に向け、売場の改装を実施した。ハムやソーセージの定番商品を柱に、原料・製法を追求した「銘柄牛ローストビーフ」や「氷感熟成豚ホワイトロースハム」など新商品もラインアップ。できたて、切りたての商品を随時提供することで、売場の鮮度感を向上させる。
また新たな試みとして、時間帯によって異なるニーズに対応する「ワンデー・ツーオープン」を実施。午前中はランチ需要に特化したサンドイッチや弁当を、午後にはディナーやおつまみにぴったりのローストビーフ、厚切りハム、ベーコンなどを重点販売する。
スターゼンのローマイヤ営業部・熊谷貴雄チームリーダーによれば、改装後の日販は約5万円増の20万円前後と好調な滑り出し。「とくにローストポークが若い層を中心に非常に売れるようになり、新しいお客様がついてきていると感じる」と言い、ローストビーフも売上がほぼ倍増。ランチ向けの丼物も180%程度まで伸びている。
「1日2回オープンもこの店で初めて試験的に取り組む。普通の食品スーパーには難しいことだが、それをやりきるのが今回のテーマ。この銀座店を中心に、新しいことにどんどんチャレンジしていきたい」(熊谷氏)と意欲を語る。