海苔の化粧品ブランド新設 成分配合フェイスミスト発売 ニコニコのり

ニコニコのりは22年秋、海苔成分を活用した化粧品ブランド「EMILUS(エミラス)」を新たに立ち上げる。

第一弾として、高い保湿効果が売りのフェイスミストを発売する。若い女性に照準を定めた製品を継続的に投入する計画で、新ブランドで年間売上1千万円、将来的に1億円を目指す。

栄養塩の減少による海苔の色落ちにより、食用として利用できず廃棄される海苔を有効活用するとともに、20~30代の女性の間で進む「海苔離れ」を食い止めるきっかけづくりに取り組む。

1日に都内で開いた発表会で、白羽清正社長は「出発点は社会課題の解決。海苔の魅力を再発見してもらい、少しでも海苔の可能性を広げていきたい」と食品への波及効果にも期待感を示した。

スプレータイプのフェイスミスト「ツヤ肌メイクフィックスミスト」(50㎖)は、海苔の品種スサビノリから抽出した化粧品原料を利用。保水物質のポルフィランが含まれ、保水や保湿、皮膜形成の促進への効果が期待できる。保水力はヒアルロン酸に匹敵するという。メイク前後に肌の表面に塗ることで潤いを与え、水分蒸発や外敵ダメージの防止、肌のツヤ感アップに効果があるとしている。

価格は2千500円程度で、発売は9月末~10月を想定。フェイスミスト関連商品や入浴剤といった品ぞろえも拡充を検討し公式オンラインショップやECサイトで販売する。SNSも活用し、D2Cの販路拡大に取り組む。

エミラスは「微笑み」と「プラス」を組み合わせた造語で、ブランドスローガンに「日々の暮らしにほほえみをプラスする」「海苔の新しい魅力と新しいカタチ」を掲げる。化粧品ブランド設立は、若い女性社員による社内横断型プロジェクト。長引くマスク生活を受け、肌の保湿やメイク崩れの改善に対するニーズの高まりに着目した。