フルーツロス削減! 売場でバナナ量り売り ドール

ドールは「バナナエシカルバリューチェーンプログラム」を展開している。バナナが産地で生産され消費者が食べる過程で、人や社会、地域、環境などに優しいエシカルな取り組みを行い、その価値をつなぐ試み。活動の第一弾では、フルーツロスとプラスチックゴミの削減を目指し、バナナの「量り売り企画」とバナナの皮などを原料とした「コンポスト企画」を実施中。

バナナはひと房ずつプラスチック袋に包装して販売されていることが多く、ひと房4~5本入りの規格は家庭内で余らせてしまい食品ロスにつながるという声が消費者から寄せられていた。

今回の「量り売り企画」では、袋包装されていないバナナを必要な量だけ量り売りで販売することで、家庭での食品ロス、プラスチックゴミの削減を目指す。企画に参加し応募した人の中から選考で、バナナの皮などの生ごみを微生物の働きを活用して分解・熟成させることで堆肥を作る「コンポスト企画」も実施する。

同プロジェクトは、環境省の食品ロス削減と食品リサイクルを実効的に推進するための先進的事例を創出し、広く情報発信・横展開を図ることを目的とした「令和4年度 地方公共団体及び事業者等による食品廃棄ゼロエリア創出の推進モデル事業等」に採択された。