業務用油の売上100万円、岡山市内の子ども食堂に寄付 J-オイルとアイスライン

J-オイルミルズはアイスライン(本社・岡山県岡山市)と協働で取り組んでいる業務用油脂「晴れの国大豆白絞油」の売上金100万円を岡山市社会福祉協議会に寄付した。寄付金は岡山市が補助金を交付する「子どもの居場所づくり」事業に充てられ、市社協を通じて市内47か所の「子ども食堂」の運営団体に配布される。

J-オイルは19年8月に岡山市内に中四国支店を開設したことをきっかけに、地元での社会貢献活動の検討を開始。以前から取引のあったアイスライン社と協議を重ね、20年8月から同社向け業務用油脂PB製品「晴れの国大豆白絞油」の販売を開始した。

「晴れの国大豆白絞油」は、J-オイルミルズ倉敷工場で搾油した大豆油を主に使用。岡山にゆかりのある業務用油脂製品として、1缶販売するごとにアイスライン社とJ-オイル、そして購入した飲食店が同額ずつ寄付する仕組みを構築。2年間の取り組みで協力飲食店は約200店舗に達し、着実に賛同の輪を広げている。

協力飲食店に掲示されるポスター(岡山市「子どもの居場所づくり」事業) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
協力飲食店に掲示されるポスター(岡山市「子どもの居場所づくり」事業)

今月12日にはアイスライン石井希典社長、J-オイルミルズ佐藤達也社長が岡山市役所を訪問し、社会福祉協議会に同事業の売上金を贈呈。大森雅夫岡山市長から感謝状を受け取った。

なお、寄付金の贈呈は昨年5月に次いで2回目で総額200万円を寄付した。

アイスラインの石井社長は「コロナ禍でも多くの飲食店に賛同・協力をいただき、取り組みを継続することができた。子ども食堂などの団体は大幅に増加傾向にあり、食に携わる事業者として今後も少しでもお役に立っていきたい」とコメント。

J-オイルミルズの佐藤社長は、「次の世代を担う岡山の子どもたちが未来に夢と希望を持ち、健全に成長することの一助として役立てていただければ幸い。活動への賛同の輪は着実に広がっており、今後も精いっぱい努めていきたい」と語った。