あきんどスシローは22日から全国の回転寿司・スシローで紅茶ブランド「リプトン」とのコラボ商品を数量限定で発売する。
スシローはスシローカフェ部が手掛ける好調なスイーツとスイーツ周辺商品の活性化、「リプトン」は紅茶ユーザーの裾野拡大がコラボのねらい。
2017年11月に発足したスシローカフェ部について、スシローなどを手掛けるFOOD&LIFE COMPANIESの熊谷美玖氏は20日の発表会で「スイーツ開発部隊としてお寿司を食べた後でも楽しんでいただける本格的なスイーツを開発している。年間250種類以上開発し、その中から50種類ほどが社内の厳しいプレゼンを経て商品化される。スシローのスイーツは今や年間売上100億円以上に達しスシローの中でも成長分野」と説明する。
一方、「リプトン」を展開するエカテラ・ジャパン・サービスの齊藤明淑(めいしゅく)氏は「紅茶はどんな食べものにでも合う飲み物だが、そのイメージが日本ではあまり浸透していない。さまざまな年代の方に紅茶を飲んでほしいという方向性と、ブランドとしても小さい頃から紅茶に慣れ親しんでもらうのにスシローさんはベストなパートナー」と語る。
今回発売されるのは紅茶とフルーツを組み合わせた「フローズンフルーツインティー」で、6月29日に期間限定で発売開始された「フルーツインティーパフェ(白桃&マンゴー)」に続くコラボ商品第二弾となる。
第一弾は好調に推移。「パフェは予想を超える販売となった。スシローに来られる幅広い年代層からご支持をいただいたとみている」(FOOD&LIFE COMPANIESの都丸恵美子氏)という。
第二弾の「フローズンフルーツインティー」は、「リプトン」のストレートティーに白桃やマンゴーなどを使用したフローズンシャーベット、フローズン苺、フレッシュレモンを合わせたもの。
全国47都道府県にあるスシローで販売されることで、これまでエリア・期間限定の専門店などでアピールしてきた「フルーツインティー」の接点拡大も見込む。
「フルーツインティー」は、紅茶をフルーツと楽しむ提案で、今夏以降は一部のエリアでキッチントラックも稼働してアピールしていく。
家庭での提案としては「リプトン 水出しアイスティー」シリーズを訴求。
同シリーズは最短3分で香り高い本格アイスティーをつくれるのが特徴で、5月から8月までのTVCMの投下に加えて、スシロー店舗でも店内のデジタルサイネージでコラボ期間中アピールしている。