はじめしゃちょーとコラボした限定商品など イオンリテールが夏の販促でZ世代にアプローチ ライブコマースを初導入

 イオンリテールは15~18日、夏の販売促進キャンペーン「イオン超!ナツ夏祭り」を展開し、Z世代の取り込みに照準を定めた施策に注力する。

 人気ユーチューバーのはじめしゃちょーとコラボした限定商品の販売や、商品紹介の動画をリアルタイムで配信する「ライブコマース」を初めて導入し、若年層の購買意欲やファミリー消費を喚起する。

 キャンペーンの対象は、東北地方を除く本州と四国のイオン、イオンスタイルの約350店舗で、公式の通販とネットスーパーも含む。

 食品関連では帰省需要などを見込み、黒毛和牛の焼肉やステーキをはじめ、はじめしゃちょーが監修したプリンやおにぎりを販売する。イオン限定の夏祭りスイーツなども取り揃える。

 はじめしゃちょーは、キャンペーン開始前日の14日にライブコマースで登場する予定。
 ライブコマースはキャンペーン終了後も毎週1回のペースで実施する計画で、従業員らが商品の一押しポイントなどを伝える。

 Z世代へのアプローチについて、西垣幸則取締役常務執行役員は「われわれが従来取り組んでいなかった部分」と指摘。
 若年層は将来顧客になるだけでなく、家族内での購買意思決定への影響力や友人への情報拡散の効果がある点を挙げ「新たな視点で商品開発やプロモーションに取り組み、次年度以降も定着化していきたい」としている。

 期間中の売上は、浴衣や水着など食品以外を含め前年比約30%増を目指す。

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