ロック・フィールド 近郊エリアに3年で30店舗 新中計始動

ロック・フィールドは創業50周年を迎えた今期(22年5月~)をスタートとする同社初の長期ビジョン「ビジョン2030」を策定し、定量目標は、まずは中期計画として25年4月期売上高は過去最高の523億円を目指す。

25年4月期を最終年度とした中期計画は、基本戦略に「商品力・技術力の進化」「新たな顧客接点の拡充」「経営基盤の強化」を掲げた。

新たな出店地は、これまでの出勤地である都心部ではなく、居住地の沿線近郊地域へ3か年で30店舗開設する計画。ロードサイドではなく沿線のショッピングセンターなどが対象。

商品では、既存ブランド強化として、RF1季節サラダの強化「新季発見」や、ガストロノミによる料理強化などを行い、新たな冷凍食品強化では新たな販売ルートとして高級スーパーや生協、EC市場などに向け卸ルートによる外販を強化していく。販売商品と価格のイメージは、グラタンなどの洋食を中心に1千円前後で、一般的な市販用冷凍食品とは一線を画し、新たな市場を構築していく。

そのほか、環境への取り組みを加速させ、持ち帰り容器の環境対応素材化、スプーン・フォークを環境配慮型素材へ変更していく。22年6月から、主力のRF1で店頭配布の割箸を輸入木材から奈良県産吉野桧の間伐材に変更したほか、外袋もプラスチック製から紙製に切り替えている(一部店舗対象外)。

ビジョン2030は「新ブランドの創造」「持続可能な事業プロセスの進化」「人財の活躍促進」が重点方針。シンボルマークを新設し、創業地神戸の六甲山から見た神戸の街をモチーフにした。

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