半世紀の歴史に幕 日本ハンバーグ・ハンバーガー協会「解散お礼の会」

日本ハンバーグ・ハンバーガー協会は21日、都内の雅叙園で定時総会を開催、同日をもって解散することを満場一致で決議した。

同協会は昭和48年、国民の食生活水準の向上と業界の健全発展に向けた商品の規格化、品質改善を目的に設立。主たる事業の一つである食品加工施設整備などのリース事業は、平成23年度以降新規貸付が中止となり、令和2年度には公益目的支出計画を達成したことから解散に至った。

総会後は、関係官庁、関係団体も多数出席し「解散お礼の会」を開催。宮下建治会長(日本マクドナルド取締役執行役員)が「最近のアンケートによると、ハンバーグは昭和生まれで3位、平成生まれは4位と安定した人気メニューとなっている。当協会の事業活動が健康な体づくりや食生活の価値創造にも役に立ったのではないか」とあいさつ。続いて森健・農林水産省畜肉局長が来賓あいさつした。

解散お礼の会は、中須勇雄・日本食肉協議会の乾杯あいさつでスタートし途中、櫻田厚副会長(モスフードサービス会長)、小森嘉之常務(丸大食品特別顧問)が思い出、エピソードを述べるなど終始和やかに執り行われ、畑佳秀副会長(日本ハム社長)の中締め後散会した。