「午後の紅茶 for HAPPINESS 熊本県産いちごティー」数量限定発売 昨年以上にプロジェクトへの思いを伝えるデザインで再登場

 キリンビバレッジは21日から「午後の紅茶 for HAPPINESS 熊本県産いちごティー」を全国で数量限定発売する。

 国内復興応援プロジェクト「午後ティーHAPPINESSプロジェクト」の一環。
 同プロジェクトは、復興応援先の国産素材を使用し、継続的な復興応援活動と売上げの一部寄付の3つを組み合わせた取り組みで、第二弾となる今回も商品1本の売上げにつき3・9円を熊本に寄付する。3・9円の金額は感謝を伝える“Thank you”の響きから設定された。

 「熊本県産いちごティー」は、渋みが少なく、すっきりやさしい飲み口が特長の熊本県産紅茶と、上品な甘さの熊本県産いちご「ゆうべに」を組み合わせたフルーツティー。

 第一弾は昨年6月1日から数量限定発売し12月に各寄付先に970万円弱、合計3880万弱の寄付金を贈呈した。

 第二弾では存在感のある太丸型ペットボトルを採用。同商品の象徴である「蝶結びのリボン」で感謝の気持ちやつながりを表現しながら、復興応援内容を記載するなど「午後ティーHAPPINESSプロジェクト」への思いを昨年以上に伝えるべくデザインしたという。

 側面のQRコードをスキャンするとプロジェクトの詳細をチェックできるほか、パッケージ裏面の蝶結びがハートのリボンになっている隠れデザインも数量限定で販売する。

 そのほか西日本限定施策としては敷島製パンとの熊本応援コラボ企画や「くまモンと熊本応援イベント」をイズミの「ゆめタウン光の森店」(6月25日)とイオンの「イオンモール熊本」(7月26日)で開催する。

キリンビバレッジの福島恒晴西日本統括本部九州支社長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
キリンビバレッジの福島恒晴西日本統括本部九州支社長

 キリンビバレッジの福島恒晴西日本統括本部九州支社長は「前回の寄付金は大変役立ったとお褒めの声を数多く頂戴している。後世に向けて更なるキリンファンを獲得すべく、利益追求と社会貢献との両立を継続しながら企業価値とブランディング向上、社会活性化の仕組みを一つひとつ着実に構築していきたい」と意気込みをみせる。

 なお、昨年の寄付金は以下の通り活用された。

 (1)「被災地復興支援」として令和2年7月豪雨の被災者の支援に活用された。
 (2)「食産業支援」としてJA熊本経済連が県産米粉100%を使った「純米台湾かすてら」などの加工品を開発。「ゆうべに」いちごのブランディングや、冬のトマト需要を喚起すべくレシピサイトとコラボしたレシピを提案。「熊本お茶を飲もうプロジェクト」を立ち上げ、熊本県産茶葉を使った新商品開発やサンプリングを実施した。
 (3)「地域活性化」として「午後の紅茶」CMのロケ地となった南阿蘇鉄道の駅や周辺設備の整備、JR九州との接続駅の南阿蘇鉄道「立野駅」の復旧工事などに活用された。
 (4)「子どもの笑顔づくり支援」として南阿蘇村内の小中学校計4か所および村の図書室に「午後ティーHAPPINESS文庫」を開設し「同 読書感想文コンクール」を開催するなど有効活用されている。