植物生まれのチーズ「ビオライフ」 環境負荷低減にも貢献 J-オイルミルズ

J-オイルミルズは、アップフィールド社(オランダ)とともに展開する世界的プラントベースブランド「Violife(ビオライフ)」植物生まれのチーズ製品について、生産から廃棄までのライフサイクルにおけるCO2排出量が乳製品のチーズと比べて30%以下、土地占有面積も25%以下に抑え、環境負荷を7割低減していると発表した。

スイスの環境コンサルティングQuantis社監修のもと、日本国内で販売する「ビオライフ」植物生まれのチーズ4製品について、生産から廃棄までの製品ライフサイクルに環境負荷を評価した。

「ビオライフ」の製品1kg当たりのCO2排出量は2.2~2.8kg、製品1kg/年間当たりの必要な土地占有面積は1.5~1.7kg。乳製品のチーズとの比較では、いずれも約7割程度少ない結果となった。

その理由として、「ビオライフ」はココナッツオイルなどの植物を主原料としており、乳業を生育する工程が不要なため、農場/原料段階で環境負荷を大きく抑制しているという。

同社では昨年9月から関東エリア先行で「ビオライフ」製品の販売を開始し、今年3月から全国に販売エリアを拡大。おいしく食事を楽しみながら環境負荷軽減に貢献できる「ビオライフ」ブランドの提案を通じて、成長領域と位置付ける乳系PBF市場での展開を強化するとともに、環境負荷の抑制・食資源の維持などサステナビリティ推進の取り組みにも力を入れている。