平飼い卵の普及目指す「グッドエッグ・アワード2022」 自然食スーパーの旬楽膳が日本初受賞

オーガニック商品の販売と普及に力を入れている自然食品スーパーの旬楽膳(愛知県)が、日本で初めて「グッドエッグ・アワード2022」 を受賞した。国際的な畜産動物福祉団体コンパッションインワールドファーミング(CIWF)が主催する賞。15日に英ロンドンで授賞式が行われた。

同アワードは、27年までにケージフリーエッグ(≒平飼いで生産される鶏卵)とその製品だけを使用する方針を定め、またはそれに尽力する企業を表彰するもの。サプライチェーンに対して世界中のフードビジネス・プログラムの取り組みをアピールし、採卵鶏の飼育環境向上を目指している。世界各地で27のアワードが開催され、毎年1億3千800万頭以上の動物に恩恵をもたらすとされている。

今回受賞した旬楽膳は、中部地方を中心に店舗を展開。必要以上の便利さを求めずに、自然に合わせた生活をする「足ル 知ル 生活」を企業理念として掲げる。卵をはじめ、有機野菜や調味料、豆腐、冷凍食品、雑貨を販売。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンとのパートナーシップのもと、ケージフリーエッグへの取り組みが認められ日本初の受賞となった。

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