江崎グリコは、20~60代男女4700人を対象に4月実施した食生活とナッツに関する意識調査を受けてアーモンドミルクを使った新レシピを提案していく。
アーモンドミルク市場は右肩上がりに成長し2021年市場規模は前年比約1.5倍の148億円に成長(出典:アーモンドミルク研究会)。さらなる拡大に向け、料理やお菓子づくりといった汎用性の訴求に開拓余地を見込む。
意識調査の「アーモンドミルクの使い方」(複数回答)の設問で88%を占め断トツの1位となったのが「そのまま飲む」の回答。一方、「料理に使う」や「お菓子作りに使う」の回答は10%に満たず、使われ方が限定的であることが浮き彫りになった。
これを受け江崎グリコは25日、おうち料理研究家・みきママ(藤原美樹氏)をゲストに招きアーモンドミルク新レシピ試食会を開催し、みきママとの簡単コラボレシピや冷凍野菜などを使ったレシピを紹介した。
この日説明した江崎グリコ健康事業・新規事業マーケティング部の折原唯氏は「料理やお菓子作りでまだまだ拡大できるという調査結果もあったことから。新たな楽しみ方の提案で市場をさらに拡大していきたい」と意欲をのぞかせる。
新たな楽しみ方の一例として、みきママが実演したのはアーモンドミルクをスープに使用した豚骨風ラーメン。
特別な調味料不要で長時間煮込む必要もなく、アーモンドミルク400mlで2人前の豚骨風スープが5分でつくれるレシピとなる。
アーモンドミルクに水、鶏がらスープの素、オイスターソース、おろしにんにく、醤油、ごま油、かつおだしの素、塩、コショウといった調味料を加えるだけで、コクのあるスープが簡単につくれる。
「みんなの大好きなラーメンでアーモンドの豊富な栄養が手軽に摂れる。アーモンドミルクの香ばしさで旨味が増し、色も白濁した豚骨風のスープが簡単に作れる」(みきママ)という。
冷凍野菜などを使ったレシピとしては、ベジタブル・ワンステップミール「GREEN SPOON」(Greenspoon社)とコラボし在宅ランチの新しい選択肢を提案していく。
「GREEN SPOON」は、無添加にこだわった野菜や栄養価の高いスーパーフードなどを素材のまま瞬間冷凍しカップやパウチに詰め込んだもので、スムージー・野菜スープ・ホットサラダの3カテゴリーをラインアップしている。
これとコラボしたグリコは、みそ汁・グリーンカレー・ビスクポタージュの3種の野菜スープを提案。
3種の野菜スープは、カップに「アーモンド効果 砂糖不使用」100mlを入れてカップを軽くもみほぐし、それを耐熱容器に移し入れて電子レンジで温めてつくることができる。
Greenspoon社としては加水(かすい)の新しい選択肢として「アーモンド効果」に期待を寄せる。「水だけではなくオーツ麦ミルクや豆乳など気分にあわせて組み合わせる方が多い。『アーモンド効果』もインスタグラムで『GREEN SPOON』と一緒に並べた投稿が物凄く多く親和性があると考えている。加水の楽しみの1つとして選択肢に加えていただきたい」(Greenspoon社)と述べる。