トーホーは17日、取引先メーカーで組織する「トーホー会・第12回通常総会」をオークラ東京・平安の間で開催した。感染防止対策を徹底し、リアルでの開催は約2年ぶり。古賀裕之トーホー社長をはじめ、グループ各社の幹部、メーカートップら200人超が出席した。会員メーカー数は112社。役員改選では、カゴメ山口聡社長に代わり、ニチレイフーズ竹永雅彦社長をトーホー会・会長に選任した。
竹永新会長は「長らく続いた行動制限が解除され、GWには各地の観光地で人出が戻り、外食チェーン、ホテルの業績も回復基調にあり、業務用市場の潮目が変わってきた。一方で、原料価格の高騰や原油高、円安によるコスト上昇、輸入商品の供給不安が課題となっている。会員メーカー各社は安全安心な商品供給とともに新たな商品・サービスを提案し、トーホーグループと手を携え、業務用市場の活性化に貢献していく」と語った。
続いて古賀裕之トーホー社長がグループの概況を説明。2年目を迎えた第8次中期経営計画「シフトアップ2023」では筋肉質な企業グループへの変革を掲げ、コア事業のさらなる強化と、業務用卸として総合力を生かした新たなサービス開発に取り組んでいることを報告。コア事業では、DTB事業とC&C事業の連携強化による営業力・商品力の強化、両業態を融合した「C&D(キャッシュ&デリバリー)」業態の開発を進める考えを示した。
なお、今期からグループ展示商談会を再開。トーホーフードサービスでは3月に名古屋、大阪、広島の3会場で開催。今後は東京(7月)、福岡(8月)、熊本(9月)での開催を予定。トーホーキャッシュアンドキャリーは4月に神戸、福岡、5月の沖縄に続き、6月には大阪、静岡、岡山、10月には北九州での開催を予定している。