回転寿司チェーンを運営するくら寿司は19日、ジャパニーズモダンとSNS映えする内装を強化した「プラス型店舗」とする新形態モデル1号店「くら寿司京都店」を、今後の観光需要回復を見越して京都に出店した。18日に会見を開き、岡本浩之取締役は「コロナ禍で伸長したテイクアウトの伸び代は今後限られる。外食産業の根幹である店内飲食の魅力をさらに高め、ビヨンドコロナに向けた成長を目指す」と強調した。
同店は、SNS映えを意識し新たなフォトスポットとして店舗看板のくら寿司のロゴにさまざまな色のLED電球を使用した「ネオンサイン」や、人気商品を大相撲の番付に見立てた「番付ウォール」などが特徴。同形態の2号店は、今年7月に東京・アトレ大森に開設する。
今回の京都店はくら寿司の508店舗目。うち浅草ROX店など4店舗はグローバル旗艦店に位置付け、SNS映えする内装に加えて、店舗別にアミューズメント性を加えているのが今回のプラス型店との違いとする。
また寿司1皿の価格は通常店は税込110円だが、都市型店に位置付けるグローバル旗艦店の東京3店舗は132円で、グローバル旗艦店の道頓堀店やプラス型店、その他の都市型店26店舗は125円で展開している。
今後の出店について、新規開設は「引き続き年間25~30店舗」を出店し、その立地に合わせて都市型店(グローバル旗艦店、プラス型店)、通常店から形態を選んでいく。プラス型店の立地は、京都のような観光地など「多くの人が集まる場所」としている。
〈京都店概要〉
▽所在地=京都市中京区新京極三条下る桜之町415京都松竹座ビルB1F
▽営業時間=午前11時~午後11時
▽席数=242(6人席38、カウンター席14)