昭和産業は7月1日納品分から、業務用コーンスターチ・糖化製品の価格改定を実施する。値上げ幅(㎏当たり)は▽業務用スターチ製品15円▽業務用でん粉糖化製品(液状品)15円▽業務用粉末水あめ30円▽業務用結晶ぶどう糖25円。
コーンスターチ・糖化製品の主原料であるトウモロコシ価格は20年後半以降、米国産への旺盛な需要や南米の減産で需給がひっ迫。原油価格高騰によるエタノール需要の増加、肥料価格やエネルギーコストの上昇、円安の進行により原料価格が高騰している。
これまでにも製品価格の改定を要請してきたが、ウクライナ情勢の深刻化で穀物や原油価格が急騰していることや、円安のさらなる進行によりコスト環境は一層厳しさを増しており、7月からの価格改定を決めた。