伊藤忠食品「関西藤友会」 ギフトの取組み強化など方針説明

伊藤忠食品の取引先による「関西藤友会」の総会が16日、ホテルニューオータニ大阪で開かれた。会員企業210社の代表と特別会員・賛助会員の伊藤忠食品・伊藤忠商事の幹部らが参加。田原貴之会長(味の素執行理事大阪支社長)があいさつに立ち、「『価値創造に向けて進化するグッドカンパニー』を掲げる伊藤忠食品の方針をわれわれが理解し、同じベクトルで関西の流通を通し、生活者に理解してもらう取り組みを進めていかなければならない。厳しい時代だが、力を携え進んでいきたい」と述べた。

今総会では新たにタマノイ酢と徳岡の入会、および2社の退会が承認された。正会員は230社。3年ぶりに会員企業が集まっての開催となったが、感染拡大予防の観点から懇親会は見送った。

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緒方学本部長(伊藤忠食品) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
緒方学本部長(伊藤忠食品)

会では伊藤忠食品の岡本均社長、西日本営業本部の緒方学本部長がそれぞれ次の通り方針を語った。

岡本社長

今年度は多くの経営課題に向き合い、取り組む年になる。中計最終年度として、23年度以降も皆さんとともに継続的に成長するための大事な1年だ。卸売業の役割を一歩進め魅力的な売場づくりに主体的に関与しながら、リテールサポート機能をより差別化し進化させる会社になる。

店頭に商品を並べることで卸の機能を終わらせるのではなく、生活者に購入してもらい、食べ切ってもらうまでのバリューチェーンを皆さまと築き上げたい。その主軸として、デジタルサイネージをご活用いただきたい。