出社・在宅を選択制に 生産性向上へ社員の要望取り入れ ダイドードリンコ

ダイドードリンコは、「新たな働き方制度」を改定し、従業員が個々の判断で「出社」か「在宅」かを選択できる制度を3月21日から導入。対象は正社員や契約社員など全従業員約800人。各業務特性や勤務環境などに合わせて、個々の生産性向上を目指す。

同社は20年6月から、週3日までの在宅勤務を可能とする「新たな働き方制度」を導入した。それに対する従業員アンケートでは、在宅勤務による生産性向上を感じた社員から週3日以上の在宅勤務を希望する意見が出る一方で、出社した方が生産性が高まると感じた社員も一定数いることが分かり、今回の新制度の導入に至った。

同社はこれまでも、勤務時の服装を自由化する「カジュアルワーク」、「副業」制度、昼休憩時にカフェイン摂取後の昼寝を推奨する「カフェインナップ」、集中力向上とストレス軽減を図る「オフィス BGM」などを導入してきた。今後も「従業員一人ひとりが心身ともに健康で、最大限の力を発揮できる環境創りに取り組み、さらなる成長につなげていきたい」としている。