レトルトカレーなどタイフード値上げ ヤマモリ

ヤマモリは今夏、家庭用タイフード商品の価格改定を実施する。8月1日出荷分から、レトルトタイカレー・ガパオ、レトルトスープ、タイ料理合わせ調味料「タイクック」シリーズ、ナンプラーなどの調味料、タイ米レンジパックの計23品の価格を約9~13%引き上げる。「タイカレー グリーン」なら税込356円が399円、「ナンプラー150㎖」は同324円が356円となる。

同社は00年にタイに進出。20年以上にわたってタイ自社工場での現地生産にこだわり本格的なタイフードの提供に努めてきたが、昨今の世界規模での原材料価格や包材価格の高騰、海上輸送を含む物流費の上昇などで、コスト上昇分を吸収するのも限界に達していた。

今回の値上げに対して三林憲忠社長は「タイで作った現地の味を多くの方にご愛顧いただいている中、価格改定をすることは苦渋の選択。弊社の使命は品質を保ちながら本格的なタイフードを日本の食卓にお届けすることであり、この信念のもと、これからもタイと日本の架け橋として努力を続けていきたい」とコメントしている。