食物アレルギー配慮商品を展開する5社(オタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品)による「プロジェクトA」は昨年、小学校向けの副読本約8万部を配布した。
コロナ禍でイベントなどの活動が制限される中、教育現場で食物アレルギーへの理解を深める情報を発信しようと、昨年5月に副読本を発刊。政令都市を含む16都道府県の540校に無料で配布した。
また、本を活用したオンライン出前授業を実施。1社が1校を担当し、これまで4校、287人の児童が参加した。
これらの活動に対しアンケートを行った結果、「食物アレルギーに対する児童の理解が進んだ」「配慮できる子が増えた」といった教師の声、「いろいろな配慮商品があることに驚いた」「表示の見方が分かった」という児童の感想が寄せられた。
プロジェクトAでは「今年度もオンライン出前授業を継続して実施し、副読本の配付部数を増やす予定」としている。