韓国クリスピーチキン「チョアチキン」50店舗達成 地域密着で長期経営目指す

Man de Dalla(本社:東京都大田区)が運営する、韓国クリスピーチキンの「チョアチキン」は4月26日、FC加盟店50店舗達成に際し、4月29日にテイクアウト&イートイン特化型店舗としてリニューアルオープンした下北沢店にて戦略発表会を行った。

「チョアチキン」は20年12月、心斎橋に1号店をオープン。このほど浜松原島店のオープンで50店舗目を迎えた。

現在のデリバリーを中心とした営業形態から、今後はテイクアウトやイートイン向け店舗を加速させ、年内でFC加盟店100店舗、3年間で500店舗、将来的には1千店舗の展開を目指す。

最大の特徴は角が立つように仕上げた衣のザクザクとした食感。一般的な韓国チキンが日本のから揚げと対象的な位置付けにあるのに対し、日本人の味覚に合わせた味付けで、から揚げ同様、食卓に並ぶ韓国チキンとして他店と差別化を図る。

時間が経ってもザクザク感とジューシーさを保つ独自の「チョアフライ」製法を採用し、種類豊富なソースや黄色と白を基調としたポップで親しみやすい外観で、リピーターも多いという。

代表の松尾悠司氏は、「人とのつながりや温かなおもてなしこそがお客様のリピートにつながる」としたうえで、「当初はバーチャル形態が中心だったが、デリバリーを使わない人への認知度は低く、店舗数だけ一方的に増えている店も多いのが現状。

各地域にブランドを根付かせるには実店舗のほうが良かった」と店舗拡大の背景を説明。また「同じ原材料でも利益率が高いのが韓国チキン。他店よりも価格を抑え、加盟店への丁寧なバックアップで連携し、長く愛されるブランドを目指す」とし、今後は自宅以外にも観光やビジネスパーソン、家族連れを対象とした店舗など多くのシチュエーションで楽しんでもらいたいとしている。