尾家産業が初の中食展示会 コラボメニュー提案

尾家産業は4月20日、初の中食業態向け提案会を大阪市のOMMビルで開催し、近畿圏の中食の得意先100人強が来場した。中食は同社の注力業態の一つで、22年3月期の中食業態の販売は「予算以上」(佐々木亮司取締役中日本西部統括)で推移している。

会場は、随所でメニューに特化して提案し、PB商品使用の21メニューのほか、出展した36メーカーがそれぞれのテーマごとに複数のメーカー商品のコラボメニューを91品開発し、会場で提案した。

テーマはPB、惣菜、弁当、ベーカリー、各社おすすめ、非食品・冷凍生鮮の6つで、その6つの会場のコーナーでは開発メニューを同社の惣菜管理士が中心となり来場者に説明を行った。

コラボメニューコーナー91品の内訳は、弁当30、惣菜40、ベーカリー21品。具体的メニューの一例は、ヘルシー弁当ではカゴメの野菜ミックス、MCC食品のハンバーグ、キユーピーの目玉焼風オムレツなどを使用した「ヘルシーロコモコ」。ベーカリーでは森永乳業のヨーグルトホイップ、オタフクソースのデーツなどを使用した「デーツマリトッツォ」をトレンドメニューとして提案するなど、同社と各メーカーが開発力を結集させた。

今後は、今回の中食初開催を機に、各地でも中食展示会の開催を検討していく。