植物工場で野菜作り 推進へ3社間で提携 ハウス食品グループ本社

ハウス食品グループ本社は21日、プライベートファンドのハウス食品グループイノベーションファンドを通じて、植物工場野菜のバリューチェーン全般にわたるソリューションを保有するファームシップ(本社・東京都中央区)への追加出資を行うとともに、植物工場向け専用機材・システムで先行する菱電商事(本社・東京都豊島区)を含めた3社間での業務提携契約と共同開発契約の締結に合意したと発表した。

ハウス食品グループは、第七次中期計画で「4系列バリューチェーンによる成長実現」を掲げており、その中の一つ「付加価値野菜系バリューチェーン」でアグリ領域での新たなバリューチェーンの構築に挑戦している。

同社は19年4月、ハウス食品グループイノベーションファンドを通じてファームシップに出資し、同社と業務提携した。今後、3社での新たな業務提携を通じ、これまで蓄積してきた知見およびノウハウを共有して協働。植物工場を活用したレタス、ハーブをはじめとする農作物素材の新たな価値創出に取り組む。