マルエツは22日、東京都港区南青山に都市型小型店舗として「マルエツ プチ 南青山七丁目店」をオープンし、マルエツ初の試みとして同店の惣菜売場に人形町志乃多(しのだ)寿司總本店(東京都中央区)のいなり寿司やのり巻きなどを試験的に導入した。
コロナ禍で外食を控える動きとリモートワークの浸透などを背景に好調な惣菜・鮮魚を一層強化して集客を図るのが狙い。
「志乃多寿司さまから供給していただいているため、限定的にはなるがご好評をいただければ人形町近隣店舗での拡売も視野に入れている」(マルエツ)という。
そのほか家庭内需要を取り込むものとしては、リンコス高輪店(東京都港区)で製造された「鮮魚鮨」や、天ぷら、フライなどの惣菜、窯焼ピッツァ、おつまみを前面に押し出している。
直近のマルエツ全体の消費動向については、惣菜・鮮魚が好調な一方、精肉が原価高騰の煽りを受けて販促が思うように打てず低迷しているという。
冷凍食品は「伸びは鈍化したものの引き続き拡大傾向にある」。