マックスバリュ東海は8日、取締役会を開催し代表取締役の異動を決定した。作道政昭取締役兼執行役員商品本部長が新社長に就き、神尾啓治社長は会長に就任する。
同社は19年9月にマックスバリュ中部と経営統合し、地域に根差した経営の進化と強固な経営基盤の構築を図ってきた。
神尾新会長は「基礎固めに一定のめどがついた。また、グループのSM事業戦略と当社の事業展開の整合性を図りながら、さらなる強固な経営体制を構築し、迅速かつ効率的な事業運営を継続的に行うためには世代交代が不可欠となる。コロナによる世の中の多様化、複雑化が加速度的に進んでおり、継続的に発展していくために、現在の事業戦略を踏襲しつつも、時代に合わせて変革することも重要になる。それらを総合的に考え、企業価値向上を図るために最適と判断した」と説明した。
作道新社長は「当社の企業理念『何よりもお客様の利益を優先しよう』のもと、事業活動を推進してきた。地域密着経営の考え方はぶれることなく継続して取り組む」と話した。
作道氏は、1969年6月27日生まれ。92年に北陸ジャスコに入社し、2013年マックスバリュ中部第2営業部長に就任。14年3月営業本部第3・第4営業部長、14年9月営業本部副本部長兼業務改革担当、15年3月商品本部長、同年5月取締役兼執行役員、17年マックスバリュ事業本部長を歴任。経営統合した19年9月から取締役兼執行役員商品本部長を務めた。