伊藤園は12日、茶葉(リーフ・ティーバッグ・インスタント)商品と飲料トータル155品目の価格を改定すると発表した。対象品目は多岐にわたり値上げ幅はカテゴリーによって異なる。
エネルギー費・物流費・人件費・原材料高騰が背景。
「今後も企業努力だけでコストの上昇を吸収し続けることは困難な状況」(伊藤園)と判断した。
一部商品を除く「お~いお茶」ブランドなどのリーフ(包装茶)24品目の値上げ幅は5~7%増で10月1日の出荷分から実施される。
そのほか131品目は7月1日出荷分から実施され、対象品目と値上げ幅は以下のとおり。
(1)一部商品を除くリーフ商品(ティーバッグ・インスタント・抹茶):5~12%増
(2)一部製品を除く茶系や野菜系などの紙パック飲料:10%増
(3)一部製品を除くペットボトルまたは缶の野菜飲料:4~8%増
(4)一部製品を除く「タリーズコーヒー」ブランドなどの缶コーヒー:6~9%増
(5)輸入ミネラルウォーター「エビアン」12~15%増
なお缶コーヒーのカテゴリーでは「タリーズコーヒーバリスタズブラック」(390ml)や「タリーズコーヒーバリスタズ 無糖ラテ」(370ml)などの飲料は対象外。
「タリーズコーヒー」ブランドのレギュラーコーヒーも対象外。