コロナ禍のコーヒーに「第4の波」

新型コロナの影響により自宅でコーヒーを飲むケースが増える中で、豆から挽いて淹れたり、挽き豆を購入して淹れるなど本格派が増加。外出時にはコーヒーショップやカフェ以外に自家焙煎店を利用するケースもジワジワ増えている。嗜好品としての本来のコーヒーが見直されている。

▼外食総研調べによるコロナ前と現在のコーヒーを飲む頻度比較では4人に1人以上が「増えた」と回答。コーヒーを飲みたいシチュエーションは「休憩をとるとき」「リラックスしたいとき」が上位だったが、3位以下は「集中モードへのスイッチ」よりも「リラックスモードへのスイッチ」が増えており、新たな傾向だと言う。

▼コーヒー界にはインスタントコーヒーが登場したファーストウェーブ、シアトル系ショップが流行ったセカンドウェーブ、シングルオリジンによるサードウェーブの3つ潮流があったが、本格派が増えコーヒーを飲む目的がリラックスモードに変わった現在はフォースウェーブだと言う。

▼新型コロナは第7波が懸念されているが、コーヒー潮流の第4波は歓迎したい。